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エッセイ



人間~不可解な生きもの



最近つくづく考える。人間って本当に不可解な生きものだと。大体生物学上、哺乳類で直立二足歩行を完璧に、平然とこなしているのは人間だけである。
考えるほどに不可解さは枚挙に暇がない。 これからおいおい私の考えを述べてゆきたい。

まずその前に自己紹介もかね、この「千本銀杏」に投稿の決心をしたわけを記しておきたい。本誌を主宰されている山崎敬生さんとは以前より「望月会(いわゆる月見の)」等での顔見知りである。同氏とはきっちり話しをしたのは二三度であり、従って同氏も私が本当はどういう人間なのかご存知ないはずなので、顔見知りと云う表現になった。従って本投稿は、同氏に勧められたわけではない。

平成18年12月下旬のある日、私の経営する不動産会社(私は二代目である。創業者の父母は共に亡くなった)の近くの喫茶店「柿の木」に昼食に行ったところ、隣の席に坐っているおじさんは見覚えのある人と感じた。

その夜小社の忘年会をすぐ裏の小料理屋で行った。すると、そのおじさんが偶々同じ座敷の違う席に山崎さんといる。当然顔見知りである山崎さんに会釈をして、小社の人たちと飲食、しばらく後、その席にちょっと伺った。山崎さんより「こちらは作家の葉山修平先生です」と紹介を受けた。

そのおじさん=葉山先生も「お昼に隣にいらっしゃったでしょう」とおっしゃり、そのまましばらくお話した。そこで山崎さんよりこの千本銀杏を渡された。併せて葉山先生より同人誌「雲」に、「芭蕉ものがたり」を連載中につき、後日何冊か進呈下さるとのことだった。

正月休みの間、気持ちに余裕があるので、想いをめぐらしていた処、自分も何か書いてみようと強く思った(自分としては閃きに近い)。最初小説を書いてみようかと思った。仮想の題目二つがうかんだ。一つは時代小説だ。だが、いきなり小説はちょっと無茶だという結論に達した。でも、詩は性に合わない。エッセイでゆこうと決めた。それならこの千本銀杏は季刊でちょうど良いと判断した。投稿のきっかけはこんなものである。

さらに少々自己紹介続けると昭和35年生れでこれを書いているときは46歳である。妻有り子無し、妻と私は両方2度目同士で共に1度目は短かく終わり(前も2人とも子無し)、いわばお相子な割れ鍋綴じ蓋夫婦である。一緒になってそろそろ10年であるが今のところ夫婦仲は良い。

ものを書こうと発心すると着眼点が違ってくる。こんな題目で書くのだから、日頃より人間観察眼はやや普通の人と違っているかもしれない。まあ、ものを書くという人はたいがいそうであろうが。

当面この題目で投稿しようと決めている。普段、この投稿がなくても考えるという行為は好きで、仕事以外の様々なことを考え、密かに楽しむことが生業とも言える。それらを整理する意味でも投稿は有益である。

「人間―不可解な生きもの」・・・考えれば考えるほど人というものは不可解である。
手始めに云うと朝起きて寝るまでに嘘をつかない日(通常に対外的社会活動をしている人は)はないだろう。嘘にはお世辞・お追従も含む。逆にそれがなかったら社会活動は成り立たないであろう。そんなことは云われれば然りだが、考えも及ばず、嘘の中に溺れて一生を終えてしまう人も多々であろう。

私事だが11年前より犬を、更に1年前よりいきがかり上、猫も飼いだした。動物を観察していると、つくづく人間というものは変(不可解)だと気づきはじめた。この嘘の件然りである。
おいおい、この不可解さについて語ってゆきたいと思う。お付き合いのほどを。

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